多くの麻雀ゲームでも取り入れられている、
強さの指標の1つとしてレーティングがあり、
天鳳でも段位のほかに、レーティングを取り入れています。

レーティングはRから始まる数値で表され、
初期値はR1500ですが、
勝ちを重ねてレーティングがR1800を超えると、
プレイヤーの名前以外にレーティングが表示されます。

段位と違って、レーティングは対局者全員のレーティングと
自分のレーティングとの関係で、対局結果による増減が異なります。
 
実力差がある対局のときに、
高段者と低段者が同じ扱いをされないように、
ハンデのある値変動になります。

基本的には、良い結果を出し続けることで
段位やレーティングは上がっていくので、
意識したところで意味はありませんが、
レーティングが入場条件になっている卓もあるので、
入場条件を満たすように
レーティングを意識して打つことも必要になってきます。

レーティングは、対戦を重ねるごとに変動割合が少なくなるので、
初めは負け越していて、だんだん強くなって段位が上がってくるタイプでは、
序盤のレーティングの低さで後から苦労することになりますが、
更に対局を重ねることで、結局のところは実力に近いレーティングの値になります。

現在、常時稼動しているオンライン麻雀ゲームでは、
天鳳が最もレベルが高いといわれています。
 
その天鳳において、限られたメンバーだけが参加でき、
1年を通して対戦が繰り広げられる大会に天鳳名人戦があります。

天鳳には、段位に応じて参加可能になる卓(部屋)がありますが、
天鳳名人戦は最高レベルである「鳳凰卓」で行われます。

天鳳名人戦の参加メンバーは、いろいろなプロ団体に所属しているプロ雀士や、
天鳳において最高段位である「天鳳位」に昇りつめたプレイヤー数人と、
一般参加として代表決定選抜戦をくぐり抜けてきたプレイヤーの計8人になります。

東南戦で行われる半荘を8名のリーグ戦で行い、
半荘4回を1節とする10節で戦われますが、
5節までで6名に、8節までで4名に絞られて、
決勝は4名で残り2節を戦います。

ニコニコ生放送で配信されていることから分かるように、
天鳳名人戦の注目度は高く、
解説をプロ雀士が担当している点も、
そのレベルの高さがわかります。

天鳳名人戦は、イベント大会という位置づけなので、
真剣勝負であるかどうかが議論になりますが、
参加プレイヤー側が必ずしも真剣勝負の場として
捉えているかどうかは定かではありません。

登録ユーザー数が210万IDを突破した、
天鳳の段位システムで最高位にあたる段位は
「天鳳位」になります。


これまで「天鳳位」に昇りつめたのは
10数人しかいないのですから、極めて少ない数といえます。


高段位になると高段位としか対戦できない
厳しい段位戦システムのため、
更に勝ち抜けて「天鳳位」に到達するというのは、
並々ならぬ実力の持ち主と考えられます。

天鳳ではランキングデータをホームページで見る事ができ、
各段位においてのさまざまな数値を比較することで
段位別の特徴が見えてきます。
 
高段位では和了率が高いと真っ先に頭に浮かびますが、
実際のところは中くらいの段位とあまり変わりません。
 
一方、放縦率においては、明らかに高段位ほど
放銃が少なくなっているのが数字から見てとれます。

一般的に振らない麻雀を続けるには、
どうしても「オリる」ことを考えがちですが、
常にオリていては、当然トップを数多くとることはできません。
 
しかし、高段位のプレイヤーは、
放縦せずに他の段位と同じ和了率を維持するのですから、
いかに振らずに和了る「回し打ち」が大切であるか、
ランキングの数字となって表れているのです。

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